基準地価-由利本荘・にかほエリア平成30年（2018）

基準地価とは？

土地の取引価格を決める際の指標になるもののひとつに　基準地価　があります。

国土利用計画法に基づき、各都道府県が毎年7月1日現在の基準地の１㎡あたりの地価を調査し、国土交通省がまとめて9月中旬に発表する地価のことで、秋田県では例年9月20日前後に発表されています。

基準地価はあくまで指標なので、高くなることも安くなることもあります。
実際の売価は土地の大きさや前面道路の太さ、色々な状況が複雑に絡み合って決まります。
また、公示価格や課税標準価格も、あくまで土地の価格を決める指標にすぎません。

同じ町内でも人気のあるエリアとないエリアで違いますし、前面道路の幅や角地か否かでかなり値段は変わってきます。
また、近年の傾向として、土地１枚にかけられる金額の上限を決めているお客様が多く、そのため、大きい土地は坪単価が安くなる傾向にあります。
土地を2区画に分けることができれば別なのですが、間口の問題で分けるのが難しい場合は、「二倍の大きさだから二倍の値段で売れる」ことはまれです。

私たち不動産屋も、実際に物件を見てみなければ確実な査定は出来ないものもあります。
「相場はこのくらいなんだな」という判断材料の一つとして捉えていただければ幸いです。
実際の査定は不動産屋にお任せください。

土地総合情報システムについて

準地価を調べるにはこんなサイトがあります。

不動産の取引価格、地価公示価格・都道府県地価調査の基準地価を検索できる国交省のwebサイトです。

過去数年分の情報が検索できます。
公示価格・基準地価のほか、地域の土地が、現実にどれくらいの価格で取引されたかの調査が出来ます。

以下に市内の各基準点の項目をまとめてみました。

2018年基準地価

2018年基準地価-由利本荘市

2018-由利本荘市 基準地価　住宅地
基準地	平米地価（円）	前年価格(円）	前年比（％）	坪単価（円）
桜小路４２番５	30,200	30,200	0.00	99,660
大鍬町３４番１５	28,500	28,500	0.00	94,050
一番堰２５２番４	27,600	27,600	0.00	91,080
石脇字田尻野３６番９９	23,800	24,000	▲0.83	78,540
川口字八幡前１９番１５	26,400	26,700	▲1.12	87,120
中田代字板井沢２４３番１	3,500	3,700	▲5.41	11,550
矢島町川辺字道端２５番２外	3,640	3,750	▲1.62	12,012
矢島町城内字水上８１番１	7,270	7,500	▲3.07	23,991
岩谷町字十二柳１１３番７	9,000	9,300	▲3.23	29,700
岩城内道川字内道川３８番	7,200	7,600	▲5.26	23,760
岩城亀田亀田町字新町１９番	7,300	7,600	▲3.95	24,090
岩城二古字横砂子58番107	8,600	8,900	▲3.37	28,380
前郷字古堀１２２番外	6,850	7,100	▲3.52	22,605
川西字奉行免１４３番	3,930	4,050	▲1.75	12,969
西目町沼田字新道下2番212	12,500	12,800	▲2.34	41,250
岩谷町字松山８８番	11,100	11,300	▲1.77	36,630
西目町海士剥字御月森１番８	7,400	7,600	▲2.63	24,420
西目町西目字田仲５番	5,200	5,400	▲3.70	17,160
鳥海町上笹子字町４番	4,460	4,600	▲3.04	14,718
鳥海町伏見字久保１２番２	6,300	6,500	▲3.08	20,790
東由利老方字西ノ浜２１番	4,700	4,900	▲4.08	15,510
東由利宿字宮ノ下１７番５	4,100	4,300	▲4.65	13,530
2018-由利本荘市 基準地価　商業地
基準地	平米地価（円）	前年価格(円）	前年比（％）	坪単価（円）
大門５０番	30,700	30,700	0.00	101,310
水林３２０番１外	28,100	28,300	▲0.71	92,730
川口字八幡前２４８番３	27,400	27,700	▲1.08	90,420
岩谷町字日渡２２８番１	11,100	11,600	▲4.31	36,630
岩城内道川字井戸ノ沢85番8	10,200	10,700	▲4.67	33,660
石脇字田尻野３０番２０	28,600	28,900	▲1.04	94,380

※変動率＝ (当年の基準地価－前年の基準地価) ÷前年の基準地価×100
※坪単価＝（㎡あたり地価）×3.3

出典：土地総合情報システム
※この一覧表のデータは出典サイトの「由利本荘市」より平成30年・31年の「基準地」と「㎡あたり地価」を取得したものです。

2018年基準地価-にかほ市

2018-にかほ市 基準地価　住宅地
基準地	平米地価（円）	前年価格(円）	前年比（％）	坪単価（円）
平沢字家ノ後４８番７	15,200	15,500	▲1.94	50,160
平沢字石橋６番７	19,700	19,900	▲1.01	65,010
平沢字前谷地９７番９	13,700	14,000	▲2.14	45,210
金浦字南金浦３９番１	11,000	11,400	▲3.51	36,300
金浦字十二林１６０番２５	12,100	12,500	▲3.20	39,930
象潟町字一丁目塩越２１６番３	14,100	14,400	▲2.08	46,530
象潟町字鳥の海２番４０	11,400	11,600	▲1.72	37,620
2018-にかほ市 基準地価　商業地
基準地	平米地価（円）	前年価格(円）	前年比（％）	坪単価（円）
金浦字十二林１９２番４他148	14,300	14,800	▲3.38	47,190
平沢字坪貝４９番４他	15,300	15,700	▲2.55	50,490
2018-にかほ市 基準地価　工業地
基準地	平米地価（円）	前年価格(円）	前年比（％）	坪単価（円）
平沢字井戸尻80他	4,200	4,300	▲2.33	13,860

※変動率＝ (当年の基準地価－前年の基準地価) ÷前年の基準地価×100
※坪単価＝（㎡あたり地価）×3.3

出典：土地総合情報システム
※この一覧表のデータは出典サイトの「由利本荘市」より平成30年・31年の「基準地」と「㎡あたり地価」を取得したものです。

参考：2017年の基準地価

まとめ

例年夏から秋にかけて忙しく、春先は比較的暇なサイクルなので、昨年の７月のデータを今頃出しているのですが（言い訳)
特にいうこともなく、本荘の中心部以外は相変わらず下落しております。

体感的には「昨年よりは下がり幅は小さいかなあ～消費税増税前の駆け込みがあるからかなあ～」というところです。
解体費や建築費が上がっているので、どうしても土地の方にしわ寄せが出ている傾向にあります。

本荘の中心部であれば、坪単価も有効だとは思うのですが、周辺部ですと広さに関係なく「１区画390万円」「１区画450万円」という値付けがされています。
周辺部の土地は100坪を超えるものも多く、坪単価で計算すると700万円前後になるものもざらにあります。
ただ、そうなると前述の建築費の値上がりにしわ寄せを受けて、結局土地が動かなくなります。
現在周辺部で土地を求める方の予算は300～500万円が主流です。
500万円をこえると、いい土地でもなかなか動かなくなります。。。
なかなか難しいです。

web上で「価格が上昇！」「売るなら今！」というように土地所有者さんを煽る広告を見るとムカッと来ることが多いのですが（笑）

・価格は相変わらず下落傾向にあり、上昇の要素はあまり見込めない

と正直な見解を述べてまとめにします。

読んでいただきありがとうございました！
何かの参考になれば幸いです。