概要
岩城亀田亀田町字新町17番、昭和13年築の古民家と蔵です。
亀田城跡まで450mと、亀田城下町にある家です。
通りに面した部分に近い方は呉服屋さんだったそうで、朝ドラに出てくる大正~昭和初期の大きな御店のような風情のある家です。

中古住宅というよりは古民家です。
レトロな雰囲気のおうちが好きな方向けの物件です。
母屋の他、土蔵が2棟あります。
物件写真
外観・玄関外・公図
建物1階(小玄関側)
建物1階・2階(中央)
建物1階(旧玄関側・旧店舗側)
土蔵2つ
裏庭
間取り図


※現況と図面に相違がある場合は現況を優先します
VRツアー
(大きく見たい方はこちら)
物件詳細情報
基本情報
所在地 | 018-1217 由利本荘市岩城亀田亀田町字新町17 |
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物件種目 | 中古一戸建て(店舗・居宅) |
地目 | 宅地 |
態様 | 仲介 |
土地権利 | 所有権 |
交通 | 【電車】羽越本線 羽後亀田駅:徒歩37分(2.7km) |
物件管理番号 | H34-kameda-sinmachi17 |
価格
価格 | 土地・建物 合計:390万円 |
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仲介手数料 | 総額:183,040円 ※法定手数料 内訳: 200万円まで5%=10万円 200-390万円まで4%=7.6万円 小計 176,000円 みなし税4% 7,040円 合計額 183,040円 |
住宅
間取り | 10K |
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階/階建 | 母屋:平屋 ※現況二階建て |
建物面積 | 237.61㎡ ※主建物・公簿 |
築年 | 昭和13年築( 1938年) (築 85年/2023 現在) |
建物構造 | 木造瓦葺平屋建 ※現況2階建 |
リフォーム履歴 | 不明 |
その他備考 | 登記簿では平屋建記載ですが現況2階建てのため、面積は固定資産税課税通知書記載の272.47㎡の方が実態に近いようです 他、付属建物の土蔵が2棟あります。 1:土蔵造瓦葺2階建 1階46.01㎡ 2階41.65㎡、合計87.66㎡(公簿) 2:土蔵造瓦葺2階建 1階40.99㎡ 2階34.38㎡、合計75.37㎡(公簿) |
※公簿面積と固定資産課税通知記載の面積に差異あり |
土地面積と接道
地番 | 由利本荘市岩城亀田亀田町字新町17・他 |
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地目 | 宅地 |
土地の権利 | 所有権 |
土地面積 | 合計:958.96㎡(公簿) 亀田町字新町13:18.97㎡ 亀田町字新町14:17.81㎡ 亀田町字新町15:17.68㎡ 亀田町字新町17:600.13㎡ 亀田町字新町18:217.33㎡ 亀田町字新町22-1:87.04㎡ |
坪数 | 合計290.08坪 亀田町字新町13:5.73坪 亀田町字新町14:5.38坪 亀田町字新町15:5.34坪 亀田町字新町17:181.53坪 亀田町字新町18:65.74坪 亀田町字新町22-1:26.32坪 |
接道状況 | 1方向:公道 北 幅員7.5m |
間口(接面) | 北17m ※公図計測・門塀あり |
地勢 | 平坦 |
各種法令
都市計画 | 都市計画区域外 |
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用途地域 | – |
建ぺい率 | – |
容積率 | – |
国土法届け出 | – |
セットバック | – |
その他建築規制等 | 建築基準法22条 |
設備・学区
駐車場 | なし |
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上下水道 | 上水道:有(公営) 下水道:地内引込有 |
その他設備 | 電気・プロパン地域 |
学区:小学校 | 岩城小学校:徒歩16分(1.2km) |
学区:中学校 | 岩城中学校:徒歩67分(4.8km) |
その他
現況 | 空家 |
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引渡し | 相談 |
その他特記事項 | |
備考 | 現況有姿。残置物については要相談。 |
周辺地図
交通
【電車】羽越本線 羽後亀田駅:徒歩37分(2.7km)
【バス】市コミュニティバス 岩城線 亀田出張所前バス停:徒歩3分(200m)
行政機関
由利本荘市岩城総合支所 亀田出張所:徒歩3分(210m)
学校
亀田保育園:徒歩3分(220m)
岩城小学校:徒歩16分(1.2km)
岩城中学校:徒歩67分(4.8km)
買い物
DCMニコット 岩城店:徒歩73分(5.3km)※車で8分
ローソン 岩城二古店:徒歩84分(6.1km)※車で8分
Aコープおおうち:徒歩2時間20分(9.8km)※車で15分
その他周辺施施設
天鷺村:徒歩4分(300m)
亀田城跡:徒歩7分(450m)
亀田郵便局:徒歩6分(400m)
あきた病院:徒歩118分(8.6km)※車で13分
道の駅「岩城」アキタウミヨコ:徒歩88分(6.5km)※車で9分
物件についての説明



岩城亀田の城下町の風情を残す古民家です。
昔呉服屋さんだったそうです。
中古住宅というより、古民家に類する家です。
住みやすくする・使いやすくするために買主さんがご自分の好きなように手を入れていただければ、と考えております。
住宅について
空き家になった時期は平成16年4月ですが、これは「常に住むわけではなくなった」時期だそうです。
年に1~2回、帰省等で宿泊して使用し、今年の7月頃まで定期的な清掃サービスを入れ、冬には冬囲いを行っていたそうです。そのため、家屋の中はあまり荒れた雰囲気はありません。


小玄関から奥の方は近年まで使用していたこともあり、水回り・キッチンスペースや7.5帖の和室など、少し手を入れれば居住可能だと思います。


7.5帖の和室からすぐの中央廊下は幅も広く、サンルームのような風情があります。
2間続きの各10帖の和室も広々としています。


旧店舗側玄関側は、昔のお屋敷の風情が残る和風建築です。
旧玄関すぐの和室ではお客様をお迎えして呉服の販売を行っていたのだとか。


旧店舗側和室はギャラリースペーススペースに改装された板の間もあります。
色々な使い方が出来そうです。


キッチン奥の土間からは蔵に行けます。
蔵の1つは装飾扉の蔵で、こちらも中はギャラリースペースに改装されていますが、床板にかなりのゆるみがあるため、使用する場合は床の張替えが必要です。
今年の冬も12月には冬囲いを入れるそうなので、内見のタイミングによっては室内が暗いかもしれません。
リフォーム必要個所は?



リフォーム・リノベについてはどこからどこまでどのグレードで手をかけるかによっても違うため、「最低限手をかけた方が良さげなところ」を書きます
1:売主さんたちが夏に秋田に来た際に水道を開栓したところ、水道管に凍結破損があるようだと指摘されたそうなので、水道管の修繕は必要になるかと思います。
2:窓枠が痩せてガラスが下がっている箇所の修繕は必要かと思います。木材なので木が痩せるのは仕方がないですが、ガラスが下がって隙間が空いた個所から風が入るので直した方がいいです。
・中央10帖和室の天井に雨染みのような痛みがあるものの床や家具が傷んでいないため、現状では雨漏りはしていないようです。
・障子紙など、日にさらされて破れたところなどは修繕した方が良いです。
その他、昭和13年築の建物のため、相応の傷み・経年劣化が各所にあります。新耐震基準でもありません。
建築確認については、平成2年以前の建築については台帳自体がない場合があり、この建物についても「不明」です。





浴室はレトロを極めた風情なため、今どきのユニットバスに交換した方がいい気がするものの、このおうちを好きになってくれる方はこういう風情が好きなのではとも思います。
ご自身で住みやすい・使いやすいように手を入れていただければと思います。



なお、蔵は2棟どちらも床が傷んでいて、歩くと踏み抜きそうなため、使用するためには修理が必要だと考えています。
住宅の面積について



公簿と課税通知書の面積が違います
公簿(登記簿記載) | 固定資産税課税通知書 |
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237.61㎡ | 1:店舗・居宅:木造瓦葺平屋建:272.47㎡ ※34.86㎡多い | 1:家屋:木造瓦葺2階建:
◆付属建物 | ◆付属建物 |
1:倉庫:土蔵造瓦葺2階建 1階55.00㎡ 2階34.38㎡ 合計89.38㎡ | 1:倉庫:記載なし ※解体済み |
2:倉庫:土蔵造瓦葺2階建 1階46.01㎡ 2階41.65㎡ 合計87.66㎡ | 2:倉庫:土蔵造瓦葺2階建 87.6㎡ |
3:倉庫:土蔵造瓦葺2階建 1階40.99㎡ 2階34.38㎡ 合計75.37㎡ | 3:倉庫:土蔵造瓦葺2階建 74.31㎡ |
4:物置:木造亜鉛メッキ鋼板葺平屋建 92.56㎡ | 4:物置:記載なし ※解体済み |
合計:582.58㎡ | 合計:434.38㎡ |
上記のような違いがあります。売主さんへの聞き取りによれば、解体済みの蔵や材木置き場がまだ公簿上にあるため、固定資産税課税通知書記載の面積の方が実際の面積に近いのではないかとのことでした。
引き渡し時には解体済みのものは滅失登記を行い、平屋標記の母屋は2階建に登記をし直していただく予定です。
インフラについて
上水道:地内引き込み有。引き込み径不明。開栓には手続きが必要。
下水道:地内引き込み有。
ガス:プロパンガス地域
電気:小売事業者指定なし。配電盤には50Aの記載がありますが、配電盤も古そうなため、エアコン等電力消費が大きな家電を設置する際には電気屋さんによく調査してもらい、必要があれば配線の引き込み直しをしてもらってください。
2023/11/17 上水道・下水道 岩城総合支所にて調査。
管路網図取得済みですが、建物の建築年が古いこともあり、上水の図面には水道のメーター位置や上水の引き込み位置の記載がありません。夏の終わりころに売主さんたちが秋田に来た際、岩城総合支所を通して上水の開栓をしていただいて水を使用していたので上水は通っています。その際、水道管凍結破損の可能性を指摘されたそうです。
駐車場は?



現状、敷地内に駐車できるスペースがありません


- 門塀を撤去
- 東側の庭部分の樹木を撤去
- 整地
↑上記のような工事を行えば、間口側に2~3台駐車することは可能ですが、現状の門塀のままだと敷地内に駐車することは難しそうです
土地について


売買対象土地は6筆で、全て宅地です。昔は理由があって分筆したのかもしれませんが、現在においては特に理由も筆を分けておくメリットもないため、1筆に合筆してしまってもよいかもしれません。
トータル面積は958.96㎡(公簿)、坪で290坪です。
売値の390万円は土地の固定資産評価額とほぼ同額です。
なお、固定資産税は土地建物合わせて38,400円(R5/年額)です。
所在地・地番 | 地目 | 地積(公簿)平米 | 地積(公簿)坪 |
---|---|---|---|
新町13 | 宅地 | 18.97 | 5.73 |
新町14 | 宅地 | 17.81 | 5.38 |
新町15 | 宅地 | 17.68 | 5.34 |
新町17 | 宅地 | 600.13 | 181.53 |
新町18 | 宅地 | 217.33 | 65.74 |
新町22-1 | 宅地 | 87.04 | 26.32 |
***********合計*********** | 958.96 | 290.08 |


南側の裏手の方では昔家庭菜園をしていたそうで、蔵の際にいちじくの木がありました。
右2つの蔵がこのおうちのもので、左の建物は隣地の建物です。
越境について(2023/11/27追記)
11/21に建物や敷地に越境がある可能性を隣地の方よりおうかがいいたしました。
測ってみないと確定ではないのですが、かなり高い確率で隣地に越境しているようです。
引渡し前に土地家屋調査士を入れ、隣地の方の了解を得て、現地測量・境界標の復元を行う予定です。
まとめ
良くも悪くも昭和13年築の古民家のため、こういう物件がお好きな方におすすめです。
ご自分が住みやすい・使いやすいように手を入れていただければと思います。
なにとぞよろしくお願いいたします。
岩城亀田ってどんなところ?


由利本荘市岩城亀田は「岩城亀田藩2万石」の城下町として栄えた街です。
古い時代の城下町の面影を残す街並みや、真田幸村の娘の菩提寺「妙慶寺」、映画「砂の器」のロケ地にもなった亀田藩主の菩提寺「龍門寺」など、歴史的な名所があります。


また、亀田城佐藤八十八美術館や天鷺村では藩政時代の士農工商の建築物や伝統工芸の見学が出来ます。
車で10分くらいは知ると海岸沿いに出ます。道の駅岩城アキタウミヨコで温泉に入ったり、海水浴場にも行けますよ。
物件案内PDF
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※公図や上下水道の詳細情報等が必要な場合は別途お問い合わせください。
お問い合わせについて



お問い合わせはサンタクマまでお願いいたします。
質問だけでも歓迎しております。
TEL:0184-33-2181